『ネットワーク』とは何なのだろう?そんな基礎の基礎から解説してみた!

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はじめに

今回は、毎日私たちが利用しているインターネットそのものである『ネットワーク』の基礎について解説していきます。

では、改めて『ネットワーク』とはどのようなものなのでしょう?

結論から言えば、ネットワークとは『網目状に繋がる情報組織』というものになります。

『ネットワーク』とは網目状に繋がる情報組織

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今や『ネット』と、『インターネット』という言葉を短縮して使われるのが当たり前になりましたが、そもそものインターネットワークである『ネットワーク』とは何なのでしょうか?

イメージすればあなたも何となくコンピューターが繋がっているようなものが思いつくとは思いますが、より詳しく言えば『ネットワーク』とは『網目状に繋がる情報組織』だと言えます。

『網目状』はまぁ分かるとして、その後の『情報組織』の方が難しく聞こえますよね?

『情報組織』とは、情報がたくさん組み込まれている『集合体』みたいなものとして捉えていただいて構いません。

これは例えですが、ある目的のために、1人よりは2人、2人よりは3人、3人よりは4人と集まった時、みんなの情報を共有すればそれは組織であり、ネットワークと呼べるものになります。

つまり、これが情報組織なわけです。

そして『情報組織』は目に見える形で分かりますが、実はイメージし辛い『網目状』の方が大事だと考えることもできます。

なぜなら、厄介なことに、この網目というのは人間の目に見えるものではないからです。

誰もが、ネットワークとはこういうものだというイメージをどこかで見て、そういったものを認識しているに過ぎません。

多くの人は、どうやってLINEのネットワークがあるのかや、どうやってtwitterのネットワークがあるのかなどを考えることはしません。

当然です。

それはネットワークそのものが、人間にそのような考えを持たせる隙がないほどに高度に発達してしまっているからです。

そう考えると、普段、私たちは当たり前のようにインターネットを利用していますが、改めてその実態を探ってみると、ネットワークを支える技術や基盤は、圧倒的な仕組みで構成されていることに気付くことになります。

『LAN』と『WAN』に分けられるネットワーク

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『ネットワーク』とひとえに言っても実は2つに分けられます。

1つは『LAN』で、もう1つは『WAN』というものです。

『LAN』とは『Local Area Network』の略で、家庭や企業、病院、学校などの狭い施設やエリアでつながっている、ローカルなネットワークのことを指します。

反対に『WAN』とは『Wide Area Network』の略で、大企業や市町村、都道府県、そして国対国規模の範囲までが含まれる、ローカルよりも広範囲につながったネットワークのことを指します。

では、ここでクエスチョンです。

あなたがスマホで『インターネット』を利用して何かを見たり、検索した場合は『WAN』につないでいると言えるのでしょうか?

いいえ、そうではありません。

これは、そもそも誰もがよく使う『インターネット』という言葉の意味合いから違ってくるからです。

『インターネット』とは、『ネットワーク間』という言葉であり、厳密には複数の『LAN』や『WAN』をそれぞれ接続するものという意味になります。

つまり、あなたがインターネットを利用した場合は、複数の『LAN』や『WAN』が接続されたネットワークにつないでいるのであって、『LAN』や『WAN』のどちらかに繋いでいるというような限定的な使い方はしないわけです。(もちろん繋げられるのはアクセス権がある領域だけです)

それに現在では、インターネットという言葉は地球規模で繋がったネットワークのことを指していることもあるので、変に使い分けをする必要もありません。

インターネットの『接続』について考えてみよう!

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ここで一旦ネットワークに繋ぐためのLANケーブルが、どのように機器に繋がっているのかを物理的に考えてみましょう。

仮にあなたがインターネットを利用したい場合は、PCからLANケーブルを延ばすことは分かりますよね?

では、その先のケーブルの反対側は何に接続するのでしょうか?

それは『スイッチ』か『ルーター』という機器になります。

企業では、働く人の数に応じてクライアント(PCなどの端末)が必要になることも多いので、そのような場合には『スイッチ』を使うことになります。

『スイッチ』とは『スイッチングハブ』のことで、ネットワークに繋ごうとする複数のLANケーブルを束ねて接続する機器であり、クライアントとルーターの間の中継地点になるものです。

当然、そのスイッチから延びるLANケーブルは『ルーター』に向かいます。

一方、家庭ではクライアント自体が少ないこともあり、スイッチを使うことはあまりないと思われるので、ほぼルーターに直接向かうはずです。

有線LANを使用していなければ、無線LANを使用してルーターに繋げることもできます。

次に、ルーターから延びたLANケーブルは、今度はプロバイダー業社の機器に繋げることになります。

そして、そこから先は光回線などを通してプロバイダーのサーバーへと繋がり、インターネットに飛び出していきます。

では、これらのLANケーブルが繋がっている状態を想定し、あなたがクライアント(PCなどの端末)でWebサイトを見ようとした場合のことを考えてみましょう。

あなたが操作した内容は、PCからルーターそしてプロバイダー機器を経てインターネット上のサーバーに繋がっていきます。

ここではNSサーバーなどは省きます。

そして、リクエストをしたページのサーバーに繋がり、そのサーバーからレスポンス(ページ内容)があなたのPCに帰ってくることでそのページがディスプレイに写されるわけですが、実はこの間には様々なやり取りがおこなわれています。

その中でも、目的のサーバーに向かった先のやり取りは大事なものになります。

それは、『プロトコル』という名のルールや決まり事から始まるものです。

プロトコルがあることで、初めてサービスを受けられることになります。

また、『ポート番号』という名のデータの出入り口もあり、決められた番号でしかデータの出入りができなかったりもします。

長くなるのでここでの説明は省きますが、つまり目的のサーバーにただ物理的に繋いだだけでは何もできないことだけは覚えておいてください。

これから先は複雑なデータのやり取りが待っているのです。

まとめ

今回はネットワークの触りの部分です。

とはいえ、考えを巡らせてみるだけで高度な技術が取り巻いているんだなと思えますよね。

次回からその辺りを紐解いていきます。