はじめに
今回はPCDJをするにあたって、音源フォーマットと音質についてまとめてみました。
PCDJの場合、音源フォーマットはどれが適しているのか、また、音質についても「イマイチ分からない…」という場合がよくあると思います。
そんなお悩みの方に、この記事を読んでもらえれば、ベストなフォーマットと音質が分かるようになっています。
ぜひ、お付き合いください。
悩みが絶えない、数多くある音源フォーマットの種類
まずはPCDJと扱える音源フォーマットにはどのようなものがあるのでしょう?
全ては網羅できませんが、ざっと並べると以下のようなものがあります。
- レコード
- FLAC(ハイレゾ)
- CD(CDDA)
- WAV
- AIFF
- AAC
- MP3
各フォーマットの詳細については、それぞれググってもらった方が分かりやすいと思うのでここでは割愛しますが、この中ではAACとMP3が一般的に圧縮音源として使われるものになってきます。
あと念のため、この中で音質の良さを問えば『レコードが最強』だということは覚えておきましょう!
レコードは、数十年前の物理的フォーマットでありながら、音質はどのデジタルフォーマットよりも凌駕しています。(収録時の録音状態にもよります)
その理由はアナログであるがゆえに音域がはるかに広いからです。
まずはこれを念頭に置いておかなければなりません。
その後、歴史を見ればCDが出て、DATが出て、MDが出て、PCへの保存として圧縮化が始まり、様々なフォーマットが生まれ、でもやっぱり音質が良い方が良いよね、と、スーパーオーディオCDが出てきつつも、数100曲から1000曲単位で収められるiPodスゲー!となり、そしてスマホへとシフトし、CDの販売数が激減の一途を辿りつつある中、現在はハイレゾ化という新たな道に向かっていけるのであろうか?という時代を迎えているわけです。
そうした変遷の中、偉大なレジェンドDJたちは過去からレコードで始めているので何ら問題にならないわけですが、私たちのような休日DJ、しかもPCDJにとっては中々レコードに手が出せないのも事実です。
「レコード買えば良いじゃん!」と言われそうですが、そこはそれであり、やはり理由(いいわけw)がいくつかあるわけです。
まぁそうした状況から、PCDJをメインに使用している者にとっては、大きな問題に出くわします。
それは、一体どのフォーマットで音楽をかければ良いのか?という問題です。
上記に書いたように、これだけの選択肢があれば、そりゃ悩みますよね。
もちろん答えだけを先に言ってしまえば、そこは圧縮されていない音源がベストなのは言うまでもありません。
ではなぜ悩みの種なのでしょう?
それはPCDJにとって、音質と容量を天秤にかけ、ベストバランスを探る必要があるからです。
PCDJにとって、なぜ圧縮が必要になってしまうのか?
PCDJは、PCに保存した音楽をかけてDJをすることになります。
つまり、音楽データをPCに入れているわけです。
その理由はいくつものメリットがあるからなのですが、それは以下の記事で。
そして、ノートPCに音楽を入れるということは、当然ながらノートPCのHDDなりSSDなりの容量限度までということになります。
今の時代、ほとんどのノートPC(ラップトップ)の最大容量は128GB以上になっているとは思いますが、それが全て音楽だけに使えるというわけではありません。
あなたが使っているノートPCにも、音楽以外に様々なデータが入っていると思います。
日本中のクラブで報酬をもらえるほど活躍できるプロDJならば、DJ専用のノートPCを必要に応じて用意できるとは思いますが、休日DJ(PCDJ)のみんながそうではありません。
だから、他のデータも入れつつPCDJをしている人も多いはずです。(もちろん大事だと思うデータは入れておかない方がベターですよ)
そのような理由から、音楽に占められる容量もある程度考慮が必要になります。
つまり、プロDJでない限りそうした容量のことを考えつつノートPCに音楽を入れようとすると、必然的に圧縮音源という道は避けにくいわけです。
仮に非圧縮の音源を入れておこうとする場合、二つの解決策がありますが、同時に二つの問題が生まれてしまいます。
一つ目は、容量の問題をクリアするために必然的に曲数を少なくすることです。
しかし、曲数を抑えることはDJにとって本末転倒であり、プレイの幅を狭めるだけです。
これは自分の首を締めるだけであり、成長を止めることになるので決しておすすめしません。(ていうか、したくないですよね?)
二つ目は、別のHDDなりSSDなりの外付けポータブルドライブを用意すれば?と考えますが、DJは時間ごとに交代することが基本です。
その交代には、可能な限り迅速に行うことが必然なので、やはり可能な限り機材のセッティングも迅速になるようにしておいた方が良いのは間違いありません。
しかし、別のポータブルドライブをわざわざ用意してまでやろうとすると、ただでさえ狭い卓に置かせてもらっているのに、置き場所の確保に苦慮するなど迅速さを欠いてしまうのは想像に難くありません。
また、トラブルの温床にもなりかねず、仮にすべての曲を外付けドライブに入れっぱなしにしておいた場合、もしそのドライブに故障やケーブルの端子が損傷を受けていたら、もはや目も当てられません。(SDカードとかでも怖いです)
と、このように休日DJのPCDJプレイヤーは、ノートPC単体に多くの曲を保存することが得策になるわけで、そうした意味でも圧縮音源を使うことを求めざるを得ないことになります。
ただ、語弊がないように言っておきますが、もちろん圧縮したくないという方はそれに越したことはありません!
PCDJにとってベストバランスな音質を探ろう!
とか言いつつ、音質を語るのは実は難しいです。
仮に同じ場所で、自分が好きな曲を相手と同時に聞いていたとして「この曲いい音してるよね?」と言ったって、相手が「そうだね!」と思う時もあれば、相手がその曲をあまり好まなければ「う〜ん、よく分からない」となってしまいかねません。
つまり、試聴する曲、試聴する環境、自分と他人の耳の違いなど、全てが同じ状況で比べることなどできるわけはなく、そこはあくまでその人独自による音質の感じ方に委ねられてしまうからです。
そうした意味では、私がこうして音質について記事にしても、私が伝えたいことの100%を完全に分かっていただくことは誰にとっても難しいはずです。
しかし、それでもDJとして人前で音楽をかけるという行為に、ほんの少しでも音質に気遣いを持とうとするのであれば、知っておいた方が良いことは伝えたいと思うわけです。
さて、本題です。
前提として
- PCDJを使用している(使用したい)
- ノートPCは音楽専用ではなく他の作業と兼用している(プロDJではない)
- 容量の問題があるので出来れば圧縮したい(1000曲以上は余裕で入れたい)
- とは言え、可能な限り高音質にしたい(ワガママ派w)
という、おそらくほとんどのアマチュアPCDJが当てはまる内容を踏まえて書いていきます。
そして、先に結論を言ってしまうと、圧縮しても良い音質で聴けるフォーマットは…
ジャジャーン!!
『AAC』の『320kbps』 これが鉄板です!
まず、圧縮音源を語るには、圧縮する前の状態を知っておいた方がベターです。
圧縮させるということは、その曲の一部を取り払ってしまうことであり、圧縮前の音質とは当然ながら差が出てしまいます。
圧縮する方法としてもっとも分かりやすいのがCDです。
CDをPCに入れて、音楽プレイヤーでフォーマットを選択してPCに取り込めば、すぐに圧縮音源ができますしね。
そして、CDは『44,1kHz・16bit・1,411.2kbps』というスペックになっています。
- kHzはサンプリングレートで、1秒間にどれだけデータを細かく読み込むかというものであり、高い数値ほど高い音域を出せます。
- bitは量子化ビット数で、1秒間にどれだけデータを分割できるかというものであり、高い数値ほど良い音質になります。
- bpsはビット毎秒で、1秒間にどれだけデータを転送できるかというものであり、高い数値ほど情報量が多くなります。
まぁ細かいところは置いておいて、圧縮というのは、これらの数値が高いほど高音質であるものを、あえて容量を削るために音質を下げることをしているわけです。
こう書くだけで、何とも残念な気がしてしまいます…。
そして、その圧縮の目安となる数値はbpsになります。
音楽プレイヤーで圧縮する際、まずフォーマットを選んでから、それに合わせてこのbpsを選ぶことができます。
iTunesで言えば、AACかMP3をカスタムで選んだ際、MP3のもっとも低い数値が16kbps、AACが64kbps、最大は両者とも320kbpsという数値になっています。
CDのbpsは1,411.2kbpsであり、ここから考慮すると最大の320kbpsでも随分とデータ転送量が減っていることが伺えます。
つまり、この時点で圧縮しつつも最大限音質を優先するのであれば、320kbps未満は可能な限り避けるべきだということが分かります。
語るだけじゃ分からないよね?だから検証もしてみた!
さて、ではこの圧縮によって、どの程度音質が変わるかを知りたいわけですが、今回はマドンナの『The Immaculate Collection(ウルトラ・マドンナ)』というアルバムの『HOLIDAY』で検証してみます。
1990年にリリースされたこのアルバムは、マドンナ初のベストアルバムであり、それまでのヒット曲が網羅されています。
また、ミックスにおいてQサウンドという仮想サラウンド技術が施されているとのことですが、そういったことを知らなくても素晴らしい音が聴けます。
感覚的には、本当に空気感が伝わってくるような、目の前にマドンナが歌っているかのような感覚です。
かなり澄んだ音だと思える仕上がりになっているので、どこかで目にしたらCDで聴いてみてください。
Youtubeにもありましたので一応載せておきます。
CDからどのフォーマットで取り込んで、どのbpsで圧縮しているかは分かりませんが、何となく音が良いのが分かると思います。
そして、以下の画像は、アルバムの1曲目であるHOLIDAYの1分42秒という、ちょうどマドンナのバックコーラス(うーフ、フフ〜フフ〜ン)の余韻が感じられる場所の解析グラフです。
この余韻が、圧縮したらどのように消えてしまっているのかを確認するというわけです。
320kbps AAC
320kbps MP3
並べただけだと分かりにくいのでGIFにしてみました。
WAV-AAC
WAV-MP3
WAVとAACは比較的同じであるの対し、WAVとMP3はだいぶ上下の動きに変化が見えますね。
特にMP3の場合、高音域である右側のエリアは、いきなりガクッと落ち込むようにかなり間引かれているのが一目瞭然です。
実際に聴き比べてみると、AACとMP3のフフ〜ンの余韻が確かに違い、MP3の方が若干なくなっていることが何となく分かります。
WAVとAACならどうかと言えば、こちらはほぼ分からず、音質を維持したまま圧縮されているだろうということが分かります。
つまり、320kbpsのAAC対MP3対決は、AACに軍配が上がるということになります。
とは言え、これは私が目の前のグラフを見ながら曲を聴き比べているに過ぎず、ブラインドテストをしたら間違いなく分からないと言えます。
そのくらい320kbpsのAACとMP3の音質は高いので、MP3でもなんら問題はないでしょう。
まとめれば、あなたが非圧縮では難しいというPCDJであるならば、320kbpsのAACを選べば間違いなく、MP3でも正直差は分からないよという感じです。
ところが、もっとも重要な点が実は他にあります。
なぜ、私がHOLIDAYを選んだかというと、『The Immaculate Collection』は1990年の制作だということです。
これが何を意味するか、それはここ20年間のポップスは、だいぶダイナミックレンジを犠牲にしてきたミックスになっているからです。
曲におけるダイナミックレンジは、簡単に言えば小さい音から大きい音までの範囲のことを指します。
しかし、多くのポップスがこのダイナミックレンジの幅を狭めて、音の大きさ(音圧)を優先してミックスしているのが実は多いのです。
そして、これは上記で検証した『HOLIDAY』も当たらずとも遠からずなのです。
『The Immaculate Collection』のあと、2009年にリリースされた『Celebration』というベストにも『HOLIDAY』が入っているのですが、正にラウドネスウォーの影響を受けていると言えます。
二つのアルバムの『HOLIDAY』は厳密に言えば若干リミックスが違うので正しい比較にはならないのですが、それでも参考程度に違いは見て取れます。
曲の長さが違うため、どちらともスタートから2分までのグラフにしています。
The Immaculate Collection – HOLIDAY
Celebration – HOLIDAY
このようにグラフにすると見た目が違い、実際に聞いてみるとやはり『Celebration』の『HOLIDAY』の方が若干音圧が強いことが分かります。
また、もう一つの点は、結局は原曲のミックスやマスタリングの仕方次第なところがあるということです。
どんなに圧縮を抑えて原曲に近づけようとしても、原曲であるCDのミックスが良く聴こえない場合、それはもう圧縮しようがしまいがどうしようもないということです。
あなたも音圧がやたら強く感じる曲や、音質が低いと感じる曲に遭遇したことはないでしょうか?
こういった場合には、圧縮云々の話ではなくなるので、あまり気遣いすぎないようにしてください。
私もせっかくCDを買っても、たまに酷い音だなと思えるものに遭遇することもあり、そんな時は何とも言えない気分に浸っていますw
とまぁ、このような理由も含めて、あえてまだダイナミックレンジが広い1990年制作の『HOLIDAY』を選んで比較してみたというわけです。
320kbpsのAACが良いのは分かった!じゃぁソフトへの対応はどうなの?
PCDJにとって、圧縮した音源が320kbpsのAACがベストだということが分かったところで、次はAACがどのPCDJ機材に対応しているかが気になってくると思います。
そこで、2019年に販売しているPCDJ主要3ソフトの対応ファイルフォーマットをまとめてみました。
PCDJソフト | 対応フォーマット |
---|---|
REKORDBOX | FLAC , ALAC , WAV , AIFF , MP3 , AAC |
SERATO DJ Pro | MP3 , OGG , ALAC (mac only) , FLAC , AIF , WAV , WL.MP3 , MP4 , M4A |
TRAKTOR PRO 3 | MP3 , WAV , AIFF , Audio CD , FLAC , Ogg Vorbi , non-DRM , AAC |
「なに!?SERATOってAACに対応してないじゃん!!」と思った方、こんな細かいところをしっかり読んでいただきありがとうございます。
ご安心ください。
最後の『M4A』がAACの拡張子を表しているので問題ありません。
というわけで、AACは現在流通するどのPCDJでも扱えることがこれで分かりました。
あとはせっせとAAC化を進めていくだけですね。
機材もOK!でもどうやってCDを集めてAACにしていけば良いの?
さて、PCDJにとって、諸々の問題を鑑み、それらに対処すべく出した結果におけるAAC化を進めていくわけですが、ではどのようにしてAACを集めるのが得策なのでしょう?
それは、今まで語ってきたようにCDからの変換が最も得策であり、つまりはCDを集めることが最優先になります。
しかし、今はサブスクリプションによる音楽ストリーミング配信も台頭を始め、ストリーミング配信を利用しないとしても、iTunesやAmazonで音楽データを購入するという方も多いと思います。
ところがご存知のように、これらのファイルは、フォーマットの差を度外視した場合でも、bpsが320kbpsではなく256kbpsの音質になってしまっているのです。
もちろん、iTunesやAmazonではなく、大手ダンスミュージックサイトで購入すれば320kbpsの曲を手に入れられる場所もあります。
しかし、あなたが好む曲がダンスミュージックだけならば良いのですが、そうでない場合これでは意味をなしません。
したがって、どう捉えるかで変わりますが、256kbpsは無理!と判断するのであれば、CDからしか集めるしか方法がないわけです。
「え〜CD高いんだよな〜」と思った方、ここでちょっと視点をずらしてみましょう。
社団法人である日本レコード協会という団体は、CDの年間生産数を統計しています。
その2018年のCDの年間生産数を見てみると、2017年までCDの生産数は1億枚を上回っていたのに対し、2018年は1億枚をとうとう下回り8,865万枚という生産数に落ち込んでいます。
この数字とストリーミングやダウンロード販売が今後も続くことを物語るのは、近い将来CDの販売が相当数減少するということであり、つまり、もし、仮にCDに代わるメディアが生まれることがない場合、現存するCDがプレミア化する可能性があるというわけです。(あくまで個人の見解ですw)
また、名は伏せますが、最近話題になった音楽グループの一人が不祥事を起こした際に、レコード会社はそのグループの曲の販売を自粛するという方針を決定しました。
これは特殊なケースではありますが、それでも自分が好きなグループの曲を聴きたいと思った時に、聞けなくなる可能性があるということが社会に示されたわけです。
こうした場合も考慮しておくと、CDを持っておくということ自体はあながちデメリットではないことが分かります。
また、CDの販売数が落ち込んでいく中でCDを買っていくことは、アーティストを応援できることに繋がりますし、あなたにとっては何より前述のプレミア化に繋がっていく可能性もあるわけです。(あくまで個人の見解ですw)
もしお金が無いというあなた、一歩譲って新品ではなく中古CDを買いましょう!
中古ショップも現在どんどん無くなっているので、今が買い時かもしれません!
さらに一歩譲ってレンタル、さらにもう一歩譲って図書館でも借りられます。
自治体にもよりますが、図書館にCDを置いているのであれば、図書館から借りるのも一つの手なわけです。
もしかしたら、お金をかけないで図書館から借りることをあなたは贔屓目に感じるかもしれませんが、あなたの税金が使われた結果の行政サービスです。
何も下手に考えることはなく、税金分しっかり利用できるものは利用して、せっかくのサービスを受けておきましょう。
ただ、図書館の場合は目当てのものが必ずあるわけではないので、そこには注意が必要です。
とまぁ、まとめると、あなたがただ曲を聞くだけでなくDJをしていくのであれば、CDで集めていくことを前向きに考えていきましょう!ということです。
昔のアルバム(CD)との出会い方
ちょっとした私の思い出話になるのですが、CDを集めることを意識していくと、自然と音楽に対しもっと愛着が沸くようになります。
itunesが生まれる前、多くの人はそうして音楽と向き合ってきました。(フロア全体にとんでもないほどのCDが並べられていたHMVが懐かしい)
その当時、私にはできませんでしたが、そのCDに入った音楽は知らないけどジャケットが気に入ったから買っていくという、ジャケ買いをする人もよくいました。
様々なジャンルの、トレンドのCD試聴もかなりさせてくれていて、よく新しい音楽に出会わせてくれることもありました。
今ではPerfumeやきゃりーぱみゅぱみゅのプロデューサーで有名な中田ヤスタカ氏のユニット、capsuleのセカンドアルバムである『CUTIE CINEMA REPLAY』は、試聴しただけで「なんてオシャレなんだ!」と誰だか分からないまま即行気に入って購入したことをよく覚えています。(その頃はプログレッシブ・ロックにハマっていたから本当に新鮮だったw)
こうした出会いもありつつ、あまり聞いたことがないアーティストの場合、CDから集めることを意識するとそのアーティストについて当然調べることになるので、よりそのアーティストを知る良いきっかけになります。
もし仮に知らなくても、代表的な曲であればDJの時にその曲をかけるだけでみんなが盛り上がってくれたり、話題にしてくれるようにもなります。
たとえ自分が知らなくても、みんながその曲を知っていれば話が弾むわけです。
そうなると『その曲は盛り上がる』ということが分かることになるので、当然、次回、次次回からのセットリストに入れやすくなってきます。
そういった好循環を体験すると、また次の曲を探していくこと自体が楽しく感じられるようになっていくのでオススメです。
まとめ
長々と書いてきましたが、結局のところPCDJとして圧縮音源を使う場合に最適なのは、320kbpsのAACが最もコストパフォーマンスが高いという話になります。
ただ、何度も言いますが、圧縮音源にする必要もメリットも何も感じないのであれば、非圧縮(WAV)にしておくのがベストです!
これはどう転んでも絶対です。
しかし、この記事のように「そうは言いつつも…」というお考えであれば、320kbpsのAACにすることで容量の問題を回避しやすくなるばかりか、あなた自身もきっと満足できる音質にもなり、聞いている人にも圧縮されているか、されていないかが分からないレベルの音になっているので、選択肢としてはアリだということです。
したがって、どのフォーマットが良いか分からないと悩んでいたのであれば、この方法でだいぶ安心できると思います。
ぜひ、好きな曲をCDから取り込んで楽しいプレイにしてください!
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