はじめに
今回は、お家でDJを始めたいという方向けに、比較的買いやすく手軽にできるものとしてPCDJについてまとめています。
この記事にたどり着いたということは、あなたがきっとPCDJについて色々探しているのだと思いますが、種類がありすぎて何から手をつけていいか分からないという悩みを持っているからではないでしょうか?
その気持ち、よく分かります。私も最初は何を選べばいいか分からず、情報を漁る日々がずっと続きました。自分に「最適なPCDJとは何か」と「使えるお金」とを天秤にかけ、右往左往したものです。
そんなあなたの悩みを少しでも解決できるよう、自宅でDJを始めたい方のためにPCDJのメリットやデメリットを交え、どういったところを考えて購入するべきかをまとめてみました。
ぜひこの記事を参考にしてもらえれば幸いです。
進化が止まらない、豊富なDJ機材
音楽をより楽しませてくれるDJ機材は、今も常に進化を繰り返しています。
そして、時代の流れとともに多彩な表現を可能にさせ、様々な機種が生まれてきました。
もちろんDJにとっては、こうして次々に新しい機材が生まれてくることは決してネガティブなことではなく、とてもポジティブに受け入れられます。私も新しい機材が作られるたびにとてもワクワクしますしね。
しかし、そういった数多くの種類から「自分に適しているものは何なのか?」と悩み選ばなくてはならないというのもまた事実ではあります。
では、そんな豊富な現代のDJ機材にはいったいどんな種類があるのでしょうか?
大きく分けて以下のような種類があります。
- ターンテーブル
- CDJ
- PCDJ
- シーケンサー&サンプラー
基本的には、これらの間口があると言っていいでしょう。
おそらく、あなたがどこかで憧れたDJもこれらのどれかを使用していると思います。
これらを簡単に説明します。
ターンテーブル
DJやクラブカルチャーが生まれた頃からの代表的な存在です。レコードを回すこのターンテーブルがあって全てが始まりました。
CDに時代が変わってからは、本当にレコードが好きな方や大ベテランDJしか使われていませんでしたが、しかし、最近になってこのレコードを買う人が増え、その影響によるDJプレイも復活してきています。
CDJ
レコードではなく、CDを使ったDJ手法です。レコードからCDに音楽メディアが変わっていったことで、CDを主流としたDJに使われ始めました。
また、今ではCDだけでなくUSBを刺して使えるようにもなっており、大きい箱はもちろんのこと、小さい箱まで大抵のクラブやライブハウスに設置されています。
PCDJ
PC、つまりパソコンを使ってその中に入っている音楽を扱う手法です。PCに曲を入れられることで、大量の曲を管理できるようになり、音源に縛られないプレイを可能にしました。
シーケンサーやサンプラー
ライブ用としてシーケンサーやサンプラーを使われる方もいます。これらは即興のライブDJとしてその場で音を作ったり加工した音を出すことができるので、楽器の演奏に近い形になります。
さらに、タブレット&スマホのアプリというのもあり、一人で楽しむには十分なものがあります。それに誰でもダウンロードするだけで使えるのでとっかかりとしては一番早いし最適です。
お家DJなら、PCDJが断然おススメなその理由!
あなたがパソコンをお持ちであれば、PCDJは他の種類の機材より比較的安く、そしてすぐに始めやすいものになっています。
以下にPCDJの基本的なメリットデメリットを簡単にまとめました。
メリット
- コントローラーが一体型になっている!!
- 何と言っても安い!!
- 曲の管理が超カンタン!
- 部屋を圧迫させないコンパクトさ!!
- 軽いので持ち運びも容易!!
デメリット
- どうしてもチープに見えてしまう
- どのコントローラーも独自の操作方法になってしまう
- コントローラー単体では何もできない
- PC(ソフトウェア)の不具合に影響されてしまう
メリットから見ていきます
メリット:コントローラーが一体型になっている!!
レコードやCDJの場合、プレーヤーとミキサーが合体しているわけではなく、それぞれが単体構成になっています。
つまり、レコードやCDJでDJを始めようとすると、最低限プレーヤー2台とミキサー1台が必要になってしまいます。
すると、当然ながらその分のお金がかかるので、出費は大きいものになります。
しかし、PCDJのコントローラーはプレーヤーとミキサーが合体した一体型になっているので、コントローラー1台を購入するだけで済んでくれるのです。
メリット:何と言っても安い!!
安いのは良いですよねー。安いと本当にありがたいです!
そう、PCDJはCDJなどと比べるとコントローラーが安いものが多く、購入しやすいのです。
曲の管理が超カンタン!
PCDJは、あなたがお持ちのPCに曲を入れるだけなので、レコードやCDなどの物理メディアで管理する必要がありません。
CDを何千枚も持っていたとすると、プレイするたびに目的の曲を物理的に探す必要がありますが、PCの中にあればすぐに見つけられます。
しかも、メディア容量が許す限り何千でも何万曲でもPCに入れられ、目的のプレイリストを作るだけでとても楽にプレイができます。
メリット:部屋を圧迫させないコンパクトさ!!
上にも書きましたが、PCDJの場合はコントローラーが一体型なので、単体で複数の機材を購入する必要がありません。
つまり、コントローラーの機種によってはとてもコンパクトに納められるのです。
これはとても大事で、PCDJであってもPCとコントローラーを繋いだりスピーカーと繋ぐ必要があるので、そのコントローラーが小さいととても楽になります。
ただでさえ日本は狭いうえに部屋も狭いときているので、コンパクトであるのはありがたいものなのです。
メリット:軽いので持ち運びも容易!!
コンパクトなら当然軽いわけです!軽ければ持ち運ぶことも容易です!
これは外でプレイする際に持ち運ぶということだけでなく、家の中での移動などにもあてはまります。
部屋の模様替えでも掃除のときでも、ちょっと移動したというときに、さっと持ち運べる軽さは非常に助かります。
デメリットです
デメリット:どうしてもチープに見えてしまう
これは仕方がないかもしれません。確かにチープに見えてしまうこともあります。
私のTRAKTOR S4も、お店でPioneerのコントローラーと並べられたりすると、なんだかチープさが漂ってきて悲しくなります…。
しかし、だから何なのです!機材のチープさと音楽を楽しむことには全く関係がありません。
チープに見えても圧巻のプレイができれば一躍ヒーロー間違いなしじゃないですか!!
デメリット:どのコントローラーも独自の操作方法になってしまう
DJ機材メーカーはそれぞれ独自のコントローラーを発売するので、その操作方法も独自のものになってしまいます。
これも仕方がないもので各メーカーに統一させろとは言えませんし、そのメーカーが最も効率と使いやすさを追求した結果だと思うしかありません。
しかし、これはあなたの慣れの問題であるため何ら気にする必要はないと思います。
仮に、全く別の機種をそれぞれ購入して「その操作性を検証してやる!」とか思わない限り、わざわざ別の機種を触ることも無いため、やっぱり気にせずただ楽しめばいいだけなのです。
デメリット:コントローラー単体では何もできない
たしかにコントローラー単体では何もできないことは間違いありません。なぜならPCDJだからです。
きちんとPCを繋いで使うという前提で考えれば、これは問題にもなりません。
ちなみに、これは全く関係ありませんが、ノートパソコンのステレオ端子から出す音よりUSBで繋いだコントローラーの音の方が圧倒的に高音質になります。
デメリット:PC&ソフトウェアの不具合に影響されてしまう
あくまでソフトウェアとそれを操作するコントローラーに起きてしまう、ある意味PCDJの宿命みたいなものですね。
この場合どうしても影響は受けてしまいます。
ただ、その症状を起こさせないことはできるのかと問われれば、予防はできると言えるのもまた真実です。
基本的には、そのソフトウェアが推奨されているPCを使えばよく、OSのアップデートなどはなるべく控えます。
あとは、プレイ時に余計なソフトを起動させておかないなどで、だれでも予防ができるものなのです。
オススメのPCDJはコレだ!!
ここでは私が考えるオススメのPCDJをまとめてみました。
上記には、敢えて基本的なメリット・デメリットを書きましたが、機種によっては案外そうでもなかったりするものもあるので、そこにはあまりこだわらず見てみてください。
ちなみに、今回はお家DJとして比較的入りやすい9,000円代の入門機から100,000円付近の中級機までの商品を並べています。価格順は下に行くほど高くなっていきます。(価格は変動することがあります)
0円-20,000円までのレンジ
20,001円-40,000円までのレンジ
400,001円-100,000円までのレンジ
あなたに刺さったものがあれば幸いです。
まとめ
今回は、お家でDJをするのに最適なPCDJについてまとめてみました。
PCDJは、とにかく安いものからあり手軽に始められるのでとてもオススメできます。
お友達やご家族の方とも楽しめ、機能的にも必要十分な性能を持っています。
もし今後、あなたが人前でDJをすることになったとしても、PCDJで培ったテクニックや知識はその時にも十分使えます。
あまり大きく悩まず、ぜひPCDJから音楽の楽しさを味わってみてください。