はじめに
BeatPortとは何ぞや?から始まり、BeatPortでの購入方法を経て、次に必要になってくるのは曲の管理です。
BeatPortに関して詳しく知りたい方はこちらの記事から
BeatPortでの曲の購入方法についてはこちらの記事から
BeatPortで購入した後の曲をどう扱うかは、ただ聴くだけでも、DJをするにしてもあとあと手間がかかることになっていきます。
これは私も購入数が増えていったことで露見してきた問題なので、私と同じ轍を踏むことがないようにあなたにもしてもらえた方が得策なはずです。
気づいたら面倒な状況に陥っていたということにならないように、なるべく早めに手を打って管理できておいた方が良いですよね。
当たり前のことだったりしますが、この記事を読めば一つの管理方法として参考になると思うので、ぜひお付き合いください。
BeatPortで購入する=それはあなたのオリジナリティーを生み出しています!
BeatPortで購入した曲は満足できていますか?
購入した曲について満足できているのなら、あなたの買い物は成功していると言えます。
あまり考えたくはありませんが、もしあなたが満足していない場合は、色々な曲に出会うのもまた経験であり面白いものだと捉えましょう。
また、反対にそういった曲に限って時間が経ってふと聞いてみると、「自分、案外良い曲買ってるじゃん!」と思えることもあります。
そうやって曲への愛着を深めていけば、エレクトロニックミュージック以外でも様々なジャンルへと向かうこともできるようになってきます。
また、BeatPortで試聴と購入という行為を繰り返していくと、自分の好みの曲の傾向がどんどん分かってくるようになります。
そうなれば、少し試聴するだけ曲の展開が分かりBeatPort上の選曲も早くなり、あなたの好みという条件ではありますが、自分が良いと思える曲ばかりを集められていけるわけです。
それは正にDJ的な感覚であり、オリジナリティーへの追求、さらにはみんなの前での披露したいという欲求も育まれるという、好循環が生まれてきます。
ぜひ、あなたが見つけた渾身の曲をフロアに届けてみてください。
購入していって気づく、BeatPortの曲の管理の大変さ
BeatPort上での購入を繰り返していくと、当然ながらその数は増えていきます。
ただ好きなものを購入しているだけなので、特に曲数については問題がないだろうと考えがちですが、実は多ければ多いほど後から落とし穴が待っています。
それは、『曲の管理』というものです。
例えばBeatPort上で購入する曲が、数年で数十曲程度なら何ら問題ないんですよ。
ところが、BeatPortにハマってしまった時が怖いわけです。
BeatPortは、他のサービスよりも比較的安い曲が多く(時価で変わりますが)、たった一度の購入だけで数十曲単位になってしまうこともしばしばです。(人によっては100曲単位の人もいるでしょう)
そうなってくると、購入した曲のトータル数が尋常じゃないほど膨大になっていってしまい、それらの管理にとても頭を悩ませることになってしまいます。
例えば私は、今のところBeatPortで購入した曲は500曲を超えています。
これでも少ない方だとは思いますが、じゃぁこの数を管理しようとなると途端に大変になりそうな気がしませんか?
仮に、一つのフォルダに全部突っ込んでおけばいいという方なら何も気にすることはないでしょうが、その場合、単純に目的の曲を探すということだけではなく、いつ購入したのかは曖昧になり、フォルダ元の曲数と今度はプレイヤーに登録した曲数とにだいぶ差が出てきてしまう可能性があります。
要は曲を購入した際に、「あれ?あの時に買った曲ってどれだっけ?」状態となり、自ら混乱の元を招いてしまうことで、せっかく購入した曲に対しても何だかうやむやになってしまい、その結果聴くことすらも少なくなり、さらには後から管理すること自体も面倒くさくなっていってしまうわけです。
これでは、ただの宝の持ち腐れにしかなりません。
DJとして選曲することもなく、聴くこともなければ、何のために購入したのかが分からなくなってしまいます。
さらに言えば、この傾向は曲数が多くなればなるほど嫌が応にも強まってきてしまうのです。
きっと使えるBeatPortの曲の管理方法のご紹介
さぁ、では実際の管理方法ですが、あなた自身で管理できるなら何ら問題ありません。
そのまま継続してもらえれば十分です。
ここでは私のやり方を書いていきます。
BeatPortで購入後、ダウンロードしたら、まずは音楽フォルダへと保存場所を確実に移すようにしています。
あなたもしていないとは思いますが、ダウンロードフォルダにそのまま入れておくことは、あとで間違って消してしまう可能性があり絶対に避けましょう。(BeatPortで絶対に忘れてはいけないことは、再ダウンロードができないことです!)
そして、音楽フォルダの中には、大元となるBeatPortというフォルダを作っておきます。
次にそのBeatPortフォルダの中に、年代のフォルダを作り、さらにその中に四半期ごとの『Quarter 1』から『Quarter 4』というフォルダを作って、それらに曲を入れるようにします。
以下のような感じです。
BeatPort | BeatPort 2019 | 2019 Quarter 1 2019 Quarter 2 2019 Quarter 3 2019 Quarter 4 |
---|---|---|
BeatPort 2020 | 2020 Quarter 1 2020 Quarter 2 2020 Quarter 3 2020 Quarter 4 |
四半期ごとに分ける理由は、1月から12月と細かくフォルダ分けをするよりも、見つけやすいからに他なりません。
4半期ごとであれば購入した曲を平均化できるので、このような分け方が適当だと考えておこなっています。
また、いくらBeatPortが安いと言っても、必ずしも毎月買うことはないためです。
ここで他の方法として考えられる方法は、アーティストごとにフォルダを作ることですが、これはしない方が良いでしょう。
なぜなら、アーティストだけでも途方も無い数のフォルダを作ることになり、さらにその中に曲を入れていくという現実的ではない作業が待っているからです。
目的はあくまで管理のしやすさだということを忘れてはいけません。
自分が分かりやすく、使いやすくということが一番大事です。
さて、次はプレイヤーへの登録になります。
私の場合、PCDJはTRAKTORを利用していることもあり、プレイヤーはiTunesを利用しています。(TRAKTORはiTunesのプレイリストがそのまま読み込めるため)
もしあなたがただ聴くだけなら、ここではあなたの好きなプレイヤーで構いません。
そして、プレイヤーに登録していくのですが、これをただそのまま突っ込むということは当然ながらしません。
せっかくフォルダを分けて管理しているのですから、そこはきちんとプレイヤー側でも同様に管理した方が得策です。
つまり、プレイヤーでも分かりやすくするためには、プレイリストの名前をBeatPortのフォルダ名と同じようにすることなのです。
画像のようにプレイリストフォルダを『BeatPort2019』にし、プレイリストを『Quarter 1』から『Quarter 4』まで4つ作るというわけです。
そして、その中に曲を入れていけば元のファイルの所在地とプレイリストが直結している状態なので、iTunes上でもPC上でも探しやすくなるというわけです。
なんだかんだ色々試行錯誤した結果、私にとってはこの管理方法が今のところベストな状態です。
ただし、この場合、購入した曲のジャンルはバラバラなままなので、HOUSEやTECHNOなどジャンルごとのプレイリストを別で作成し、そちらのプレイリストにも入れておくということをオススメします。
そうしておけば、ただ聞くだけにしてもDJ用に選曲するにしてもかなり分かりやすくなってくるはずです。
また、この方法は、iTunesをアンインストールしなければならなくなった際にも復旧が比較的早く行えます。
保存フォルダの名前のまま、プレイリストをまた作成して曲を突っ込むだけで済むからです。
これが、アーティストごとやアルバムごとに保存していたら、復旧するだけでも大変なことになるのは目に見えています。(iTunesライブラリを出力することもできますがそれを普段からできる方は少ないでしょう)
上記は何でもないちょっとしたTIPSですが、今のところやっかいな問題には出くわしていません。
もしこれが使えそうだなと思ったらやってみてください。
加えてこの方法は、後から曲をどんどん追加していっても対応が可能なことです。
オススメです!
次回のセールを気にしていくと幸せになれるかも?
購入後、曲を聴いたりDJでのプレイを勤しんでいる間、BeatPortには必ず恒例のセールがあることを覚えておくと良いでしょう。
以下の記事にも同じようなことを書いていますが、iTunesストアやAmazonと同じように、BeatPortにも曲のセールがあります。
セールの明確な時期は明かされていませんが、ほぼ1ヶ月に1回は何かしらのセールをしており、これを利用しない手はありません。
セールのパターンは〜%OFFセールが基本なので、BeatPort上にある全ての曲が対象になります。
つまり、購入の仕方にもよるのですが、このセールの利点はどうしても『すぐに』欲しいと思わないようであれば、あえて好みの曲をカートに貯めておいて、セールが来たら購入するというようなことができるわけです。
普段からBeatPortを覗いては曲をチェックしてカートに入れておき、セールの案内が届いた時に購入するというようにすれば、だいぶお得な買い物ができることになります。
これは、本当にありがたいです。
ただし、注意点があります。
私はもう何度も購入しているのでセールの案内が頻繁に届きますが、もしかしたら新規でアカウント登録した直後はセールの対象外になっておりセールの案内が来ない可能性があります。
もし、いつまで経っても案内が来なかったら、とりあえず1曲だけ購入してみて、しばらく様子を見てみてください。
きっと送られて来るはずです。
BeatPortのセールの詳細について
セールの案内には、大抵『セール始まったよ』『〜%OFFだよ』『このコード使ってね』『この日までだよ』などと書いてあります。
英文で送られてきますが、特に難しいことはないでしょう。
あとはBeatPortのサイトに行って期限日までにコードを入力して購入するだけです。
ただ、くせ者として期限日が比較的短いことが多く、その点には注意しておかなければなりません。
期限が2日間限定や3日間限定なので、BeatPortから届くメールのチェックは怠らないようにしておく方がベターです。
仮に、メールに気付いた時にはもう時間がないという場合、前述した、事前に好みの曲をカートに入れておくという手法がここで役に立つわけです。
ちなみに実際の期限日は日本時間ではなくアメリカ時間にあたります。
BeatPortの会社はアメリカ合衆国のデンバー州にあり、山岳部時間(MDT Mountain Daylight Time UTC-6)という時間帯を基本としています。
メールに記載されてあるOffer expiresが『11:59 PM MT』と書いてあっても、日本の11:59pmではないのでそこは安心してください。
『11:59 PM MT』という時間は、アメリカ山岳部時間である『MDT』と同義であり、この時間帯がリミットになっています。
したがって、日本との時差が15時間遅いことになるので、もし「しまった!期限日過ぎてた!」と思っても15時間以内であればまだ間に合う可能性があります。
こちらのサイトでデンバーの時間と時差が分かるようになっているので載せておきます。
まとめ
BeatPortは世界中のエレクトロニックミュージックが集まるサイトです。
あなたがハマればハマるほど、あなたのコレクションは増え、とても有意義な時間を過ごせることになるでしょう。
しかし、集めた曲が多くなればなるほど、その曲の管理には頭を悩ます時が必ず来ることになります。
そうなった場合に、必ずしも私のやり方がベストだとは思いませんが、上記を参考にしてもらえたら幸いです。
それと、BeatPortのセールは本当にお得なので、ぜひ賢く利用して、あなたのプレイリストを拡張しつつDJとしてのオリジナルの武器を作っていってもらえればと思います。
(当記事では画像のデザインにVecteezyの素材を利用しています)