今回は、PCDJにまつわるトラブルで『PCDJの設置スペースがない場合』についてまとめてみました。
PCDJを持って現場に行くということは、いつでも設置スペースの問題がつきまといます。
この設置スペース問題に対しどのように防止できるか、どのように対処できるかが現場でプレイする上でとても重要です。
この記事では、実際にクラブやライブハウスの現場で、PCDJの設置スペースを確保するにはどうしたらいいかをまとめています。
あらかじめこの記事を読んでおくことで、実際にそういったトラブルに遭わないようにしてもらえれば嬉しいです。
はじめに
今回の記事はPCDJを使っていて、実際にクラブやライブハウスでプレイすることになったという方向けにしています。
PCDJを買ったばかりの方やお家でプレイしてる方にはあまり関係がない話かもしれません。
しかし、どんなきっかけで、いつ現場でプレイすることになるかは誰にも分かりません。
あなたがたった一言「家でDJやるのが趣味なんだ」と誰かに言っただけで、じゃぁ「今度来てよ」と言われる可能性はゼロではないからです。
そうなった時に、あらかじめトラブルについての知識があればそれを防ぐことができるはずです。
イベントで大事なのはお客さんであり、箱(お店)であり、呼んでくれた主催者です。
「何とかなるだろう」はとても危険です。
みんなに迷惑をかけることがないよう、きちんと準備をして現場に望んでいきましょう。
この記事が少しでもPCDJのトラブルに対するきっかけや、対処の救いになれれば幸いです。
現場でPCDJを設置するスペースがなかった…
初めてクラブやライブハウスなどの箱に行った時、PCDJ(PCとDJコントローラー)を置くスペースがないことがたまにあります。
せっかく重い機材を家から持って来たのに設置できなければなんの意味もありません。
設置できなければ音楽を流すこともできないので、本当にそうなったらこの時点で一発アウトです。
PCDJの場合は最初から音楽を流せない可能性があるのです。
PCDJを使っているあなたは、ハンデを背負っていることを必ず頭に入れておく必要があります。
では、この問題を発生させてしまったことについてです。
とにもかくにも設置場所がない状況を作ったのが大きな要因です。
あらかじめ主催やお店側との確認ができたことだからです。
電話でもLINEでもメールでも話が伝わればなんでも構わないのに、それをしようとはしなかった。
その、当然の結果というわけです。
これによりお客さん、お店、主催の全ての人に迷惑をかけたことになります。
あなたはもちろんこんなことになりたくないですよね?
PCDJをするなら箱や主催者への事前連絡が大事!
簡単なことですが、設置場所の解決法にはきちんと箱や主催者に連絡をとりあうことでしょう。
本当に電話でもLINEでもメールでも何でも構いませんから、初めて出演することになったらすぐに連絡しましょう。
相手も大人なので話を聞いてくれないわけがありません。
そして、店長や主催者と話をして、自分はこういう機材を持ってくるからこのくらいの場所が必要だと告げます。
お店側もそうした相談をされれば、何かしら手立てを打ってくれるはずです。
例えばPCDJを置ける台などを別に用意してくれるとか、CDJなど機材を一旦どかしてもらえるなどです。
また、その箱に行ったことがなければ事前に行ってみるのが一番ベストでしょう。
そこで、話をして現場を見させてもらえば、自ずと解決法を考えることもできます。
時間の余裕がまだあるときに、できるだけ手を打てる方法を見つけるのが肝心です。
箱側と話ができ、現場を見ることができているのであればもうほとんどこの問題は解決したと言えます。
これらのことをおこたると、分かるとは思いますがとんでもないしっぺ返しをくらうことになるわけです。
PCやDJコントローラーのサイズを把握しよう!
あなたの機材のサイズがどのくらいか分かりますか?
これはPCとコントローラー含め、ケーブルなどあなたが持っていく周辺機材全てです。
これらのサイズを覚えていれば、設置にどのくらいのスペースが必要なのかも分かります。
PCDJの場合、絶対に必要なのがPCとDJコントローラーです。
PCのサイズ
PCはwindwsとmacがありますが、タブレットでない限りどちらも今の主流は13インチ~15インチです。
例:Mac Book Proのサイズ
幅 | 奥行 | 高さ | |
13インチ | 30.41 cm | 21.24 cm | 1.49 cm |
15インチ | 34.93 cm | 24.07 cm | 1.55 cm |
ミリメートルまで細かく覚える必要はありませんが、おおよそは知っておくといいでしょう。
実際にあなたが使っているPCについてはご自身で測ってみてください。
DJコントローラーのサイズ
DJコントローラーはプレイに合わせて選べるので小さいものもあります。
しかし、それなりのものであれば、やっぱりそれなりに大きくなるのは当然です。
ここでは私が持っているTRAKTOR S4とPioneerの代表的なPCDJである、DDJ-RBの寸法をだしてみました。
例:DJコントローラーのサイズ
幅 | 奥行 | 高さ | |
TRAKTOR KONTROL S4 | 50 cm | 33.8 cm | 7.2 cm |
Pioneer DDJ-RB | 48.26 cm | 27.24 cm | 5.85 cm |
]
実際にあなたが使っているDJコントローラーについてもご自身で測ってみてください。
いかがでしょう?
PCとDJコントローラーのサイズ感が分かったでしょうか?
つまり、これらを置くスペースが確保できなければいけないのです。
このサイズ感覚を知っておくことが大事であり、そしてこれを箱側に伝える必要があります。
伝えることで箱側も対策を練ってくれますし、安心もできます。
初めてプレイすることになったら、出来るだけサイズも一緒に伝えると好印象です。
PCDJにPCスタンドは必需品!
PCとDJコントローラーのサイズ感が分かったところで、自分でもそれをどうにか小さくする方法があればと考えますよね?
そこで、必需品になるのがPCDJ用のPC(ラップトップ)スタンドです。
こんなやつ
お家DJで実際に場所が確保できないときには、使われている方も多いと思います。
つまり、PCとDJコントローラーを横に並べて置かないということです。
まぁ考えれば分かりますが、DJコントローラー(ものによる)+PCではどう見ても70cmは軽く超えます。
それだけの横幅を占拠するには、箱側にとっても至難の技です。
なぜならすでに箱にはCDJとミキサーが常時設置されてあるからです。
それをどかしてまであなたの機材を置いてもらうことは難しいと考えてください。
そこで、横ではなく縦にスペースを取ると考えるのです。
そうすればDJコントローラーだけの幅で済みます。
つまり、そのためにPCをコントローラーの上に置くスタンドが必要になるのです。
とはいえ、持ち運びには面倒くさいのも事実です。
そこで私はこのようなスタンドを使っています。
ちょっと高いですが、頑丈でありコンパクトになるのでとても気に入っています。
では、話を戻して仮にスタンドまで用意したとしましょう。
それでもコントローラーの設置にはどうしたら?と思うでしょうが、そこからは箱側との相談になります。
千差万別ある箱の事情をすべて考慮することはさすがにできないからです。
しかし、そこまできちんと伝えてあって、箱も分かってくれていれば何かしらの解決法を考えてくれると思います。
(たとえばCDJにカバーを付けてくれるとか)
もしダメであれば、最初から主催が「持ち込みを許可していない」と伝えてくれているはずだからです。
まとめ
ここまでで分かるように、設置スペースの問題はあなたがきちんと関係者に連絡を取り合うことが一番大事です。
そして、できることをしっかりやっておくことも必要です。
それだけで設置スペースの問題からは解放されます。
もし、最初にPCDJが使えないことを伝えられたら、そのときはCDJでやればいいのです。
より慣れたPCDJがベストですけど、表現方法はそれだけではありません。
CDJが使えるのであれば、それを使うことで他の無用なトラブルを避けることもできます。
また勉強にもなりますしね。
ぜひ、トラブルに遭わずに楽しいプレイにしていきましょう!