はじめに
「トランスフォーマー/ビースト覚醒」に登場したエアレイザー。
このページは、その玩具であるデラックスクラス『エアレイザー』の紹介ページです。
基本情報
玩具情報
商品名 | ビースト覚醒 BD-03 デラックスクラス エアレイザー |
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メーカー | タカラトミー |
発売 | 2023年5月 |
クラス | デラックスクラス |
希望小売価格 | 3,850円(税込) |
メディア情報
登場タイトル | トランスフォーマー ビースト覚醒 TRANSFORMERS RISE OF THE BEASTS |
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映像タイプ | 実写映画 |
日本公開 | 2023年8月 |
キャスト | Michelle Yeoh |
キャスト(吹替) | 本田 貴子 |
キャラクタースペック
勢力グループ | マクシマル |
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ロボットタイプ | 人型(女性タイプ) |
性格 | 聡明さだけでなく、自らを犠牲にしてでも仲間との信念のために行動できる献身さを持つ |
特徴 | マクシマルの中でも非常に豊富な知識を持ち、正しい行動を促すことができる |
マキシマイズタイプ | ビーストモード・ハヤブサ |
カラーリング | 暖色系の落ち着いたカラーリング |
トランスフォーマー ビースト覚醒における簡単な紹介
ユニクロンの、星を丸ごと飲み込むという計り知れない大規模な攻撃により、住処であった星から逃れざるを得なかったマクシマルたち。
地球に降り立ったマクシマルの1人であるエアレイザーは、ユニクロンの卑劣な悪行を阻止すべく、地球のとある地域にトランスワープキーを隠していた。
ところが、隠していたトランスワープキーを人間に見つけられ、さらに追っ手であるテラーコンにも奪われたことから、テラーコンの野望を喰い止めるために、オートボットとマクシマルが協力できるように導き手となる。
外観
トランスフォーマー/ビースト覚醒に登場した、マクシマルの1人であるエアレイザー。
その玩具として、メインラインにもデラックスクラス『エアレイザー』が登場しました。
まず全体を見るとプロポーションがとても良く、洗練された印象を受けます。
人型にできるだけ似せられ、各部のバランスも申し分ないと言えます。
サイズ感で見てみると、デラックスクラス、エアレイザーのロボットモードの高さは約13cm、横幅は約16.5cm、前後は約5.5cmになっています。
頭部
正直、エアレイザーの劇中のロボットモードは確認できないので、この顔と表情が正しいのかは分かりません。
このエアレイザーの顔だけを観察すると、かなり精悍かつ凛々しく作られていて、女性タイプのロボットでありつつも、顔立ちは中性的であり、とても印象深いものにされています。
表情は笑みを浮かべているように見えますが、感情についてはあくまで見る者の想像に委ねられているように感じます。
胸腹部
上半身から見ていくと、ボリュームがありつつも細めの胸腹部で、派手さはなく落ち着いたデザインに収められています。
中央には薄っすらとマクシマルのエンブレムが鎮座し、メカニカルなモールドと造形がそれを取り囲むような胸腹部になっています。
上腕〜前腕
肩は、羽根のデザインが施されたショルダーパッドが装備され、空を飛ぶ者に相応しい雰囲気を醸し出しています。
その肩からは、上腕、前腕が伸びていて、この腕部分は変形時に足になる場所でもあり、全体に渡ってメカニカルなモールドが施されています。
背中
背中側は、非常にシンプルで厚みもなくフラットな面で構成され、両脇に翼が配置されるようになっています。
また、尾羽が下側に伸び、ロボットモードとしてのボリュームを稼ぎつつ、飛行タイプという印象をより強めています。
尾羽の中央には3mm穴が空いていて、フィギュアスタンドの使用が可能です。
下半身
下半身は均一な幅と直線的な構造にされ、大腿下腿のカラーリングは変えられています。
大腿部
大腿は、三次元的にカーブを描いた造形と多数のモールドが施されていて、この辺りは女性的な印象を受けます。
下腿部
下腿は大腿と違い、鋭角的な面で構成され、複雑な形状とともにカッコ良さが演出されています。
また、この部分は翼パーツになるため、モールドも羽根を意識した造形で印象が強められています。
足部分
足部分は比較的シンプルにまとめられていますが、モールドも掘られ、翼の一部分ということをしっかり特徴付けています。
ビーストモード
ビーストモードは、鳥類の「ハヤブサ」に変形します。
- ハヤブサの大きさは全長約40~50cm、体重約0.5~1.5kgで、翼を展開すると約84~120cmになる。
- オスよりメスの方が大柄になる。
- 狩りを行う際には翼をすぼめて急降下し、時速300km以上にも達する世界最速の動物の一つである。
エアレイザーのビーストモードの、翼を水平にした場合の高さは約6cm、翼を広げた最大の横幅は約20.5cm、前後は約10.5cmというサイズ感で作られています。
パッと見、ハヤブサに似ているかどうかは一旦置いておいて、鳥類フィギュアとして見た場合のクオリティーが非常に高いことが伺えると思います。
もちろん、サイズ感はどうしてもコンパクトにならざるを得ませんが、仮にこれがトランスフォーマーではなかったとしても、正直おかしくないと言えるほどの説得力を感じます。
各部の精巧さだけでなく、これだけの鳥類デザインの見栄えを備えていれば、メカニカルな鳥類フィギュアとして見てもかなり高い満足感が得られるのではないでしょうか。
そしてハヤブサとして見た場合ですが、流石に完全とまでは言わないまでも、頭部の「丸さ」や翼の造形やデザインなどなど、ハヤブサ感がきちんと表れていると感じられます。
細かく見ていくと、そのメカニカルなモールドや翼の造形に否が応でも反応せざるを得ません。
頭部のクチバシから目の周り、そして下側ののど袋に至るまでの造形。
翼は、風切羽や雨覆(あまおおい)を模した複雑な造形に加え、一枚一枚の羽根に付けられた数多くのモールド。しかも裏側も同様の造形。
尾羽は立体的に表現され、ここにもハヤブサのトレードマークのような、翼に対し横方向に連なる平行な線のモールド。メタリック感を感じさせる絶妙なグラデーション塗装。
足元に関しても、大腿、下腿、つま先まで平面的に見えないような工夫が裏側にまで及んで作られているなど。
「トランスフォーマーではあるが、鳥としての表現には一切妥協点はない!」と言われているような、そんな作り手の意志が感じられる快作であり、正直、見れば見るほど感嘆の声しか出ず、ずっと手に持って眺めていられる、そんなクオリティーになっていると思います。
トランスフォーマー玩具ということは分かってはいるけれど、これはもう、見事と言わざるを得ません。
マキシマイズ!
変形はとても面白いと思います。
ビーストモード時の足がロボットモード時では腕になり、翼が足になるという、トランスフォーム感満載の変形タイプでとても楽しめます。
可動域
可動は全体的に行えます。
首、肩、肘、手首、大腿の付け根、大腿途中での回転、膝、足首(前後)、翼が動きます。
ただ個体差かもしれませんが、腕周りのジョイントが正直緩いので、ポーズを付ける際についつい動いてしまうことがあります。
特にビーストモードでは腕のパーツが足になることもあり、ビーストモードで立たせる際は足の調整が多くなりがちです。
翼の高さは変えられるので、気分に合わせたポーズを作ることができます。
足の開脚は最大まで広げられるのですが、自立したままでのハイキックをしようとすると、足の形状やバランスによりこれぐらいの足の高さが限界になります。
付属パーツ
付属パーツは、ショートソードが二つ付いています。
これらのショートソードもモールドがしっかりと掘られていて、トランスフォーマーらしい、造形にこだわったソードになっています。
これらのショートソードは翼の裏側に取り付けることができます。ただ、落ちやすいのが難点です。
比較
比較は他のデラックスクラスである、ミラージュ、ホイルジャックと。
覚醒チェンジセットのアーシーと。こうして女性陣にも並んでほしかったなぁ。
ボイジャークラスのオプティマス・プライムとはこんな大きさ比較になります。
劇中でのエアレイザーは他のオートボットよりもかなり大きく見えるので、おそらくこれらのようなサイズ感には収まらないと思いますが、玩具として見た場合ではちょうどいいサイズ比だと思います。
ポーズ
劇中でのロボットモードは不明なので、その再現などはできませんが、想像を膨らませながらポーズを作ることで楽しさも増すと思います。
先述しましたが、顔が中性的なので、男性・女性ポーズのどちらでも様になり、そういった違いも楽しめます。
「エアレイザー」なので飛行ポーズにもさせたいのですが、当然ながら前面には3mm穴がないので、下側から支える場合は工夫する必要があります。
総評
この『BD-03 デラックスクラス エアレイザー』は、ロボットモード、ビーストモードとともにクオリティーが高く、見ていて飽きのこないトランスフォーマーになっていると思います。
劇中でのロボットモードは不明なので比較はできませんが、このエアレイザー単体で見た場合、デザインや造形、プロポーションはとても良く、非常にカッコ良く見えるように作られています。
変形後のハヤブサに関しても作り手のこだわりがしっかり垣間見える、十分満足できる仕上がりであり、ハヤブサの玩具として飾っておきたいと思わせる、そんなトランスフォーマーです。