デラックスクラス ミラージュ BD-06 レビュー トランスフォーマー ビースト覚醒

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はじめに

「トランスフォーマー/ビースト覚醒」に登場したミラージュ。

このページは、そのキャラクターを模した玩具であるデラックスクラス・ミラージュの紹介ページです。

基本情報

玩具情報

商品名BD-06 デラックスクラス ミラージュ
メーカータカラトミー
発売日2023年10月
クラスデラックスクラス
希望小売価格3,850円(税込)

メディア情報

登場タイトルトランスフォーマー ビースト覚醒
映像タイプ実写映画
日本公開2023年8月
キャストPete Davidson
キャスト(吹替)藤森 慎吾

キャラクタースペック

ロボットタイプ人型(男性タイプ)
性格陽気でおしゃべり、先の事より今が大事、約束は守る
特徴ミラージュという名の通り、一時的に全身を蜃気楼のように分身させることができる
トランスフォームタイプビークルモード・スポーツカー(劇中ではポルシェ911)
カラーリンググレーを基調にブルーのストライプをあしらう

劇中における簡単な紹介

ミラージュは、トランスフォーマー/ビースト覚醒に登場したオートボットで、主人公の一人である、ノア・ディアスが車泥棒をしようとした車がミラージュであった。



外観

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ロボットモードの外観から見ていきましょう。

全身はスッキリスリムな体型をしています。

スタイルがよく、全体のバランスがいいですね。

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このデラックスクラス・ミラージュのロボットモードの高さは約13cm、横幅は約7.5cm、前後約7cmに作られています。

ロボットモードのカラーリングについては、胸部の中央が水色のメタリックカラーで塗られているほか、手首周り、背中側、踵に見られます。

また、各パーツがそれぞれ成形色に分かれていて、しっかりアクセントになっていて嬉しいポイントです。

頭部

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頭部の造形はしっかりしています。頭頂部から目、鼻、口(マスク)、耳がしっかりと分かるデザインになっています。

よく見ると頭頂部はアシンメトリーな造形になっています。

劇中のミラージュを見てもそのような頭部にはなっていないので、おそらく最終デザインとは違うのでしょう。

眉毛?の部分と目には、非常に細かいながら水色の塗装が施されていて、ミラージュの目力を際立たせています。

ただ、口元についてはマスクで覆われているので、表情が曖昧になってしまっているのと、ちょっと怖い印象を与えるようになっていて、その点が個人的には残念な点ではあります。

私はミラージュの冗談半分の会話が好きなので、マスクなしの表情を見たかったというのが本音です。



上半身

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上半身は、胸部から腹部の幅が狭まっているスタイルなので、スリムなのにマッシブさが感じられます。

また、首元から腹部までは細かくモールドが掘られていて、造形感をたっぷり楽しむことができます。

おへそにあるラジエターファン(かな?)も再現されていて、「もし回転したらどうなるのかな?」と想像を膨らませてくれます。

肩部

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肩部は劇中とは違い、フロントタイヤが肩甲骨側に収まるのではなく、上腕に収まるようなタイプなので、ポージングのさせ方によっては肩幅が強調されるポーズになってきます。

これは楽しみ方の一つになるので、好きなように回転させてよいかと思います。公式画像では水平に配置されています。

腕部2

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腕全体のモールドはよく掘られていて、メカニカルなクオリティーを感じさせてくれます。

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手には5mm穴が空いており、付属の武器である「アーマーキャノン」をどちらの手にも配置できるようになっています。



背中

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背中側については、ビークルモードのボンネットから屋根部分がそのままガワとして畳まれる構造になっています。

この畳み方はしっかり作られていると思うので、特に違和感はありません。

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横から見るとちょっと太く見えちゃうかな…

お尻のところにはフィギュアスタンド用の3mm穴があるので、浮かせて好きなポーズをとることも可能です。

下半身

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脚部に目を移します。

まず何と言っても、パッと見とても直線!劇中と同じように縦に真っ直ぐ長方形ですw

私は映画で見た際に、ミラージュのこの大腿部から足首までの直線と平面にとても魅かれてしまっていたので、この素直な造形は大変嬉しいです。

大腿部

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大腿部の造形は前方から見ると比較的シンプルですが、両足の外側には非常にメカニカルなモールドが掘られており、クオリティーを感じさせます。

この辺りもとてもいいですね。

下腿部

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下腿部は変形の都合上、膝から下が前方に押し出されている感じになっていて、横から見るとちょっと不恰好さが感じられますが、ただこれはむしろトランスフォーマーではよくある形だと思うので、特に気にはなりません。

それよりも、後述しますが変形する際の構造の方がよくできていて、そちらに関心させられます。

下腿の造形自体もしっかりモールドが掘られていて、特に腓骨側(小指側)には、あくまで「見せるだけのタイヤ」が作られていて、クオリティーを感じさせるのと同時にこちらにも関心させられます。

足首

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足首部分から指先に関してもモールドが複数掘られてあり、細かい造形がディティールを強く醸し出しています。作り手から「前から見た場合の抜かりはない!」という声が聞こえてきそうです。

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ただ、一方で踵側は変形の皺寄せが来ており、指側より若干太さを感じさせています。

この踵部分はトランスフォーマーあるあるなので、違和感は感じられないところなんですが、劇中のミラージュのスマートさを確認してしまうと…やっぱり違うなという感じは否めないですねw

ビークルモード

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ビークルモードは、劇中では「ポルシェ911 カレラRS 3.8 (型式:964)」というポルシェの中でも一際人気がある、伝説的な車だそうです。

何でも55台しか製造されていないとのことで、かなりのプレミアムカーだということが推測できます。

ポルシェ”What Porsche is in the Transformers: Rise of the Beasts movie?”より

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ただ、このデラックスクラスのミラージュのフォルムは、意図的にポルシェ感が削られており、それらしいスポーツカーに作り替えられています。これはライセンスに関係するものだと思うので特に意見はありません。

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個人的には、このデザインはスポーツカーとして収まりのいいデザインになっていると思います。ポルシェ感が完全にないかと言えばそんな事はなく、このようなスポーツカーがあってもおかしくないデザインになっていて、カッコ良さを感じさせてくれます。

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特にリア部のデザインは好きですね。

外側に大きく張り出したリアフェンダーと大型のリアウィングがスポーツカーらしくて(ポルシェっぽくて)とても好きです。

これは私見ですが、後部をサイドから見るとポルシェのTaycanなどのワゴンタイプのデザインに似ているような気もします。

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先述しましたが、このリアフェンダーからなるリアウィングは踵部分になるものなので、言ってしまえば、もう少し小さく作る事はできると思うんです。(わざわざ見せるだけのタイヤを作っているので)

でも、「ポルシェ911と言えば張り出したフェンダーと大型ウィングでしょ?」と、見栄えを優先して作ってくれた(であろう)ことがとても嬉しいです。

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ビークルモードのカラーリングは、全体的にグレーで統一されており、ブルーのストライプがフロントとサイドにあしらわれ、またフロントライトにも塗装が施されています。

また、フロントガラスはブルーの半透明になっていて、実写の雰囲気を感じさせてくれます。

トランスフォーム!

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このミラージュの変形は、下半身部分に醍醐味があると言っていいと思います。特段ステップ数が多いわけではないのですが、予想とは違った動かし方になっているので必見です。

個人的にはこの変形方法は面白いし好きですね。とはいえ最初は戸惑うかもしれません。

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ボンネットから続く屋根の部分は、他パーツとの干渉を避けながら変形させていく必要があるので、恐る恐るという気持ちで変形していくことになりがちです。

これはビークルモードに変形する際も同様になります。

他に気になった点として、個体差かもしれませんが腕を伸ばす際に、腕を上げている状態で動かさないと肩のボールジョイントが外れる可能性があります。

可動域

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可動は全体的に行え、首、肩、肘、手首、胸腹部、膝が動かせます。

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足首は固定されているので、足の角度を付ける事はできなくなっています。

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従って、少しでも膝を曲げたポーズにしようとすると立たせることが難しくなるので、足に角度を付けて3点支持的に工夫するか、フィギュアスタンドを使った方が手っ取り早いと言えるでしょう。

付属品

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付属品は武器の「アームキャノン」です。

劇中では腕が変形するタイプでしたが、このアームキャノンは、ミラージュの腕に載せる形で、手の穴にはめ込むものになっています。

上部側は細かくモールドが掘られていて、単体でもよくできていると思います。

長さは約3.5cmで比較的短めです。

注意点としては、ミラージュの手専用のものになっていて、他のトランスフォーマーには付けにくいところです。

比較

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比較は、まだ他のトランスフォーマーを集めることができていないので、ボイジャークラスのオプティマスプライムと。

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大きさは、劇中と比べると少しミラージュが大きめに感じますが、ちょうどいいくらいだと思います。

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ビークルモードだとオプティマスは小さく見えてしまいますね。

ポーズ

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総評

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このミラージュは、メインシリーズのデラックスクラスという面もあり、しっかりと作られていると思います。

劇中のミラージュそのものとは言えませんが、ロボットモード、ビークルモードともにプロポーションは上手く練られていて、その上で遊べる玩具になっていると言えます。

ただ、おそらく誰もが気になる点としては、顔のマスクであり、劇中のミラージュの、あのおしゃべりが聞こえてきそうな顔をマスクで隠されてしまうのは、ややもったいない気がしています。

とはいえ「トランスフォーマー/ビースト覚醒」を見てミラージュが好きになったのであれば、手にしても十分楽しめると思います。