はじめに
今回は、PCDJにまつわるトラブルで『機材を忘れた』場合についてまとめてみました。
PCDJをお使いのあなたは分かるとは思いますが、PCDJって細かいものを含めると、現場に持って行くのにすごく忘れ物しやすいんですよね。
なぜなら持っていくものの種類が多く、しかも個々に独立したものばかりなのでコンパクトにまとめることが難しいからです。
だから、とても注意をして準備をしないと「あ!しまった!!忘れた…」になりやすいのです。
あなたがせっかくイベントまでに曲を用意してプレイリストを頑張って作ったのに、忘れ物をしたことでプレイができなくなるなんて最悪ですよね?
今回はそんなあなたに、機材を忘れないように注意する方法と対処方法を書きました。
イベントに出かける前は誰だって慌ただしくなります。
みんなに楽しんでもらえるようギリギリまで選曲を考えて、そして急いで準備をしなければなりませんものね。
でも行く前にちょっと一呼吸置いて、この記事で書いてあったことを思い出してもらえるとうっかりミスはなくなるはずです。
「機材を忘れてしまった」なんて、そんな小さくて、でも重要なトラブルに私も遭いたくはありません。
ぜひあなたにも未然に防げることができるよう願っています。
今回の記事も前回に続いて、PCDJを使っている方が実際にクラブやライブハウスでプレイすることになった場合を想定しています。
PCDJに『必要な機材』を確認しよう
PCDJを現場に持ち込むようなDJはどうしても持ち物が多くなります。
PCだけにとどまらず、DJコントローラーやその他の周辺機器が必要だからです。
だからこそ、何かと忘れ物をすることが少なくありません。
せっかく気合いを入れて重い機材を持って現場に行ったのに、忘れ物があるだけで悲惨な目に遭うことになってしまいます。
本番でそんなことにはならないように、まずは持って行く機材の確認をしておくことが肝心です。
ただ、PCDJは機材がそれぞれ違うので、そのプレイスタイルも変わることになります。
あなたの機材と当てはまるかは分かりませんが、基本的なものだけを下にまとめてみました。
必需品となるもの
- PC
- PC用電源ケーブル
- DJコントローラー
- DJコントローラー用電源ケーブル
- USBケーブル
上記はどれかひとつでも無いと致命的です。(っていうか忘れてはいけませんw)
他のものは代用できたり借りたりでなんとかなりますが、これらは絶対に忘れてはいけないものになります。
ほかには…
- ヘッドフォン
(フォーンプラグのもの、3,5mmのミニケーブルは挿せないので注意) - オーディオケーブル
(DJコントローラーからお店のミキサーへ繋ぐ。借りようとせず持って行くほうが吉) - 電源タップ
(コンセントを確保できない場合に) - PCスタンド
(持って行くのめんどいけどあると便利)
ヘッドフォンも無いと致命的な感じがしますが、これも借りられるかもしれないので省いています。
以上、こんな感じでなんだかんだ大量の機材になります。
主にケーブル類が多いので、忘れやすいのも頷けますね。
なぜなら家でDJをしていれば、当然それらを繋いで使っているからです。
普段使っていれば、ケーブル類をずべて外す必要があります。
そうなると、持っていく際に見落とすことにつながりやすいのです。
これらを持って行くには本当に大変ですが、PCDJによる利点を取るのであれば頑張るしかないです。
それに昔の先輩DJたちだけでなく、現役レコードDJたちも何十枚ものレコードを担いで持って行っているのです。
そう考えれば、PCDJが持って行く機材も案外大したことではないと気づきます。(っていうかそう考えたほうが前向きになれますw)
PCDJの機材を『忘れた場合』の解決方法
では、機材の何かを忘れた場合「どうしたらいいか?」についてですが、正直この状況では嘆いていても何も始まりません。
起こったことは仕方がないと腹をくくるべきです。
そして、主催者でも他のDJでもお店でもいいので、誰かに謝って相談することが大事です。
あなたに起こった「今起きている問題」と「それがないとどう不便なのか」をきちんと伝えましょう。
その上で解決策を模索していきます。
「誰かから借りられるのか?」「店側に予備で使えるものが置いてあるのか?」などです。
借りられるものであれば、問題は一気に解消できます。
相手に感謝を伝えて、謙虚な心でお借りしましょう。
また、店側に予備で使えるものがあるのなら、これもまた解消できるでしょう。
問題は、それらが無いときです。
こうなると誰も助けてはくれないので、あなたができることを考えるしかありません。
つまり「どこかで手に入れられるか?」という考えになっていくはずです。(そのままイベントをやるのであれば)
それに、PCやDJコントローラーを忘れることはおそらく無いので、「手にいれなければならないもの」はその他のものであるはずです。
それであれば家電量販店や、そういったものが買えるお店にあるかもしれません。
あとは実際にその場所に行けるかです。
もしイベント前やあなたのタイムテーブルに余裕があればすぐに買いに走りましょう。
余計な出費が痛いですが仕方がありません。
反対に家に帰れるのであればそれもありでしょう。
また人を頼るなり、スマホを駆使していく方法もあります。
とにかく頭の中を総動員させて手に入れる方法を見つけましょう。
完全にアウトな場合
とはいえ、もはや解決する方法がなくどうすることもできない場合もあります。
その場合はもはやアドバイスしようがありません。
主催者やお店、DJ陣にひたすら謝るしかないでしょう。
なんとか分かってもらえることを願います。
しかし、当然ながら誰もこんな目には遭いたくはありません。
私自身もこう書いている以上、あなたにそうなってほしくはありません。
それに望んでもいません。
せっかくのイベントを、忘れ物があったせいで台無しにしたい人なんてどこにもいないのです!
PCDJの機材を『忘れないため』の予防策
では、このような忘れ物トラブルを防ぐ手立てはあるでしょうか?
もちろんそれはあります。
結論的にはそれはあなたの心持ちしだいになります。
どれだけ事前にきちんと準備できるかが重要というわけです。
具体的にしてみましょう。
持ち物リストを作る
非常にアナログですが、持ち物リストを作るのが一番てっとり早いです。
持っていくものをすべて書き出して、毎回それを見ながら準備をするのです。
そしてそれらを指さし確認してバッグなりに詰めればいいのです。
これで、間違いなく何かを忘れることはなくなります。
「そんな子供じゃないんだから」と思えることですが、仕事上でも必要に応じてこういったリストを作って準備することも多々あると思います。
また、誰でもできることであり、一度作ってしまえば次回からも応用できます。
それにそんなに面倒でもありません。
スマホで見れるように、アプリの「メモ帳」なり「写真」を撮って保存しておいてもいいですし。
それに誰かに見られるわけでもないので、やっておいて損はないのです。
しかも持ち物が多い人とこそ必要になるはずです。
多ければ多いほど忘れる可能性が高まるわけですから。
持ち物リストを作る。シンプルであり一番効果的です。
たったこれだけで、余計な心配と迷惑をかけずに済むのです。
安いものだと思いません?
もしこんなことが面倒だと感じるなら、CDJに変えた方が良いかもしれません。
CDかUSBさえ忘れなければいいのですから。
USBメモリを忘れてしまったDJ
しかし、以前こんなことがありました。
CDJを使っているあるDJが、その日にたまたまUSBメモリを忘れたのです。
USBメモリは大事な音源となる曲が入っているものです。
それをその人は忘れてしまったのです。
音源を忘れればどうなるかは分かりますよね?
曲をかけるどころか、もはや何もできないのです。
手の平に乗せられる大きさのUSBメモリを忘れただけで、そのDJは阿鼻叫喚な状況に陥りました。
みんなも心配しましたが、正直どうしようもなかったです。
ただ、幸いにもそのDJは一度自宅に戻ってUSBを取ってくることができました。
しかし、その日のタイムテーブルは変えざるをえませんでした。
つまり、他のDJ陣全員の出演時間がずれることになったわけです。
もちろんここでそのDJを非難するわけではありません。
ただ、音源が入ったUSBメモリですら忘れることは起こりえるという話なのです。
これが、必然的に持ち物が多いPCDJの場合ならなおさらというわけです。
まとめ
PCDJだけでなくどんなDJもそうですが、忘れ物をして困るのは自分だけではないということを常に覚えておく必要があります。
お客さんだけでなく、お店、主催者にも当然迷惑がかかります。
あなたもきっとそんなことになりたくないでしょう。
私もなりなくありません。
たった一つ忘れ物をしただけで、せっかくのイベントを壊してしまう恐れがあるからです。
それを避けるためにも、持ち物リストなど簡単で確実な方法があるならそれをするべきです。
PCDJは確実に自分の持ち物をチェックして、イベントを迎えるようにする必要があります。
いつも言っていますが、PCDJの場合お店のCDJを使わないだけでハンデを背負っています。
周りがCDJの中、あなたはPCDJを持ち込むのですからどうしても迷惑をかけやすい存在であるのです。
ちょっと厳しいですが、すべて自分で責任を負うという覚悟が必要になります。
でもそこさえできていれば、反対に自分の環境がその場で必ず作れるのでとても集中したプレイができます。
PCDJの利点の一つはそこもあるので、ぜひ臆することなくイベントに臨んでほしいと思います。